2023年7月24日

渋谷区在住の方対象メニュー

HPVワクチンについて

HPVワクチンについて

HPVワクチンを打ったとしても、
20歳以上で性行為のある方は
2年に1回のがん検診を推奨しています。

子宮頸がんの大部分である扁平上皮癌はHPVによる持続感染によって、ゆっくりと時間をかけて発病します。

性行為のある20歳以上の方は誰しも感染の可能性があるため、2年に一度のがん検診を推奨されています。

発症の予防方法

1次予防の「かからない」と2次予防の「早期発見」がとても大事で、1次予防として子宮頸がんワクチン、2次予防として子宮頸がん検診の2段構えが大切です。

積極的な接種勧奨を再開

日本での子宮頸がんワクチンは、一時期積極的な接種勧奨が差し控えられており子宮頸がんの発症率が上がっていました。 しかし、最新の知見を踏まえ改めて安全性についての懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたため、令和4年4月から積極的な接種勧奨を再開しました。

頸癌ワクチンの種類

当院での採用は最新薬の9価ワクチン「シルガード9」です。

種類感染予防できるHPVの型
サーバリックス2価16.18
ガーダシル4価16.18.6.11
シルガード99価16.18.6.11.31.33.45.52.58

シルガードが公費で接種できるようになりました

子宮頸がんの発症原因と言われるHPVは100種類を超える型に分類されています。そのうち子宮頸がんの発症に関連すると言われているのは13種類(16、18、31、33、35、39、45、51、52、56、58、59、68)であり、それらをハイリスク軍と呼びます。

中でも16、18が最もリスクが高く、CIN3(子宮頸がん前がん病変)への進展率が高いと言われています。HPV6,11は性感染症の尖圭コンジローマに関連しており、ガーダシル、シルガードはそちらの予防も兼ねています。

シルガードによって子宮頸癌の約9割が予防できます

渋谷区では令和5年4月1日よりシルガードが公費で接種できるワクチンに加わったため、対象の方は積極的にご利用ください。

対象者

  • 定期接種の方 小学校6年生~高校1年生の女性 または
    キャッチアップ対象の方 平成9年4月2日~平成19年4月1日生まれの女性で合計3回の接種をしていない人
  • 渋谷区在住+23区内の方
  • 接種券をお持ちの方

厚生労働省発行資料

定期接種の方 小学校6年 ~ 高校1年 の女の子と保護者の方へ
キャッチアップ対象の方 平成9年度生まれ~平成18年度生まれの女性へ

接種券がお手元にない方

接種券がお手元にない方は渋谷区に申請してください。
・スマート申請 予防接種予診票発行申請
・電話または窓口(申請者の本人確認書類をお持ちください)
本庁舎7階 地域保健課予防接種係(電話:03-3463-1412


予約方法はこちら

渋谷区子宮頸がん検診

渋谷区子宮頸がん検診

対象となるのはどんな人?

渋谷区に住民票のある20歳以上の女性が対象です。該当する方は渋谷区からクーポン券が送られます。クーポン券+保険証を持参の上ご予約ご来院ください。

結果は陰性であれば郵送されます。精査が必要な場合は当院より直接ご連絡致しますので、ご来院の上精密検査を受けてください。

検査の流れ

  • 予約(WEB予約)
  • クーポン券+保険証を
    持参の上ご予約ご来院
  • 問診
  • 診察

    内診台に上がって、クスコという器具を使って、子宮の入り口をブラシを使ってこすり細胞を採取します。
  • 帰宅

    出血混じりの茶色いおりものが数日続くことがあります。
  • 結果

    陰性の場合→自宅へ結果が郵送されます
    陽性の場合→精密検査が必要な場合があるため当院より直接電話またはSMSで御連絡致します。

風疹抗体検査について

風疹抗体検査.png

大人の風疹抗体検査

19歳以上で下記に当てはまる人は風疹抗体検査が無料で受けられます。

保健所への申し込み等も必要ありません。

対象者

検査日現在19歳以上で渋谷区に住民登録がある以下のもの

  • 女性 ①または②に当てはまる人
    ①妊娠を予定または希望している人
    ②下記いずれかの同居者
    ・妊娠を予定または希望している女性
    ・妊婦
  • 男性 下記いずれかの人の同居者
    ・妊娠を予定または希望している女性
    ・妊婦

ただし下記に該当する人は受けられません。

  • 過去に風疹抗体検査を受けたことがある人
  • 明らかに風疹の予防接種歴がある人
  • 検査で確定診断を受けた風疹の既往歴がある人

持ち物

現住所・年齢の確認ができるもの(運転免許証、健康保険証等)

よくあるご質問

風疹抗体はなぜ検査した方がいいの?
妊娠初期に風疹に感染すると胎児も感染し、先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれてくることがあります。先天性風疹症候群の赤ちゃんは、難聴・白内障・先天性心疾患の3徴を来たし、その他先天性緑内障、色素性網膜症、紫斑、脾腫、小頭症、精神発達遅延、髄膜脳炎、などを起こすことがあります。 長期にわたって障害を残したり、早くに命を落とすことになる場合もあるため、絶対に防がなくてはならない疾患のうちの一つです。
どうして風疹抗体価が低い人とそうでない人がいるの?
日本では子供のうちに風疹ワクチンを2回摂取し抗体を獲得するようにしていますが、何らかの事情により風疹ワクチンを1回しか受けられなかったりすると、しっかりと免疫抗体がつかないことがあります。また、現在では風疹ワクチンの接種が普及して、自然に風疹にかかる人はほとんどいなくなったため、ワクチンを打って長い時間が経つと、追加の自然からの免疫獲得がなくなるため、徐々に免疫が下がってきてしまう人もいます。他にも、元もと風疹の抗体がつかない体質の人もいます。
その他の事例について
風疹抗体検査を受けて、抗体価が16以下の場合にワクチンの追加摂取が必要となります。
また妊娠した人は妊娠初期検査で、風疹抗体検査もほぼ全例おこないます。その時に低い場合は、出産後にワクチン接種を推奨しています。妊娠初期検査で低値を指摘された方も当院で接種可能です。

予約方法はこちら

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